追記 1 チベット仏教に関して

追記 1
ラダックでの仏教に関して、今まであまり書いて来ませんでした。というのも、基礎知識の不足と現地での体験が限られていたからです。色々勉強しようとしていますが、どういう視点から見ればその全体が取り扱えるかについて、はっきりしたものを捕まえることができていません。
一昨日、チベット系のTwitterで、ネパールでのチベット仏教についての興味深い指摘として、広島大の別所祐介氏の最新の論文の紹介がありました。別所氏は、現在ネパールで起こっているチベット仏教の興隆と、それと反比例するような亡命チベット人達の社会的待遇について、報告されており、その視点は、チベットを中心として、同心円をなす、東部の四川省、青海省、南部のシッキム、ブータン、ネパール、そして西部のラダック、ヒマーチャルというヒマラヤ仏教地域を俯瞰しながら、この同心円の中間地帯(バッファーゾーン)としてのネパールの役割を考えておられます。
亡命チベット人たちとインド・ネパール国境をバスで越える話はワクワクドキドキですし、最近ネパールから頻繁に聞こえてくる亡命チベット人に対する圧力の裏側がよく理解できます。
別所氏の論文(二つあります)は、以下のページの「ハイペック・ディスカッションペーパーシリーズ」から読むことができます。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hipec/ja/products/index.html

もう一つ、最近読んで感銘を受けたブログに、佐藤剛裕氏の「ヒマラヤ求法巡礼記」があります。西ネパールでの、大宗派寺院に属さない民間密教の実態を公開報告されています。
http://higan.net/apps/mt-cp.cgi?__mode=view&id=29&blog_id=73


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